コントローラ・ドライバ:コントローラ
フルクローズド制御コントローラ
FC-112/FC-111/FC-114/FC-411/FC-414

製品仕様表
品番 | FC-111/FC-114 | FC-411/FC-414 |
¥400,000 | ¥550,000 | |
AC100〜240V 50/60Hz | ||
5.2kg | ||
220×88×290mm | ||
AC240V最大負荷時110VA max | ||
0〜40℃ | ||
20%〜80%RH | ||
保存温度 | -10~55℃ | |
保存湿度 | 20%~80%RH | |
使用場所 | 室内 | |
保温高度 | 2000m以下 | |
使用高度 | 2000m以下 | |
最大動作時間 | 連続動作可能 | |
機能 | ||
2軸(同時制御可) | ||
100mm/sec | ||
-13421.7728~+13421.7727mm | -6710.88640~+6710.88635mm | |
インターボレータエラー/スケールエラーリミットエラー/オーバーフローエラー オーバースピードエラー/コマンドエラー緊急停止/システムエラー |
||
スローダウン機能 | 非対応 | |
インターフェイス | ||
1 | ||
1 | ||
1 | ||
1 | ||
1 | ||
接続可能オプション | ||
JC-01 |
新旧コントローラ機能比較表
項目 | 新型 | 旧型 | 項目 | 新型 | 旧型 |
通信コマンド | 82種類 | 22種類 | スリーブ機能 | ● | × |
パラメーター | 113種類 | 46種類 | フイードバック開始タイミング選択機能 | ● | × |
インポジション状況表示 | 4種類 | 2種類 | コマンドエコ-バック機能 | ● | × |
JOGスピード段階 | 3段階 | 2段階 | 原点復帰機能 | ● | ● |
GP-IB | ● | ● | 機械原点復帰センサ抜けサーチ機能 | ● | × |
RS-232C | × | ● | 汎用入力ポート チャタリングチェック機能 |
● | × |
USB | ● | × | 各軸独立ステータス表示機能 | ● | × |
Ethenet | ● | × | 各軸独立動作機能 | ● | × |
ティーチング機能 | ● | × | 加減速時間設定機能 | ● | × |
フィードバック速度設定 | ● | × | 位置決め完了 自動返信機能 |
● | × |
ゼロコントロール機能 | ● | × | ビジー・エラーキャンセル 機能 |
● | × |
カレントダウン機能 | ● | × | カウンタゼロセット機能 | ● | × |
インポジィション判定時間選択機能 | ● | × | ステージテーブル位置登録移動機能 | ● | × |
機能説明
●通信インターフェース
新型コントローラでは通信インターフェースを変更しました。シリアル通信にはRS-232Cより
一般的なUSBを搭載しました。
また、一般的なパソコンに搭載されているLANを用いたEthernetを搭載しました。
計測機器に多いGP-IBは引き続き搭載しております。
※通信インターフェース部分 新FC-111(上)、旧FC-101(下)
●ビジー・エラーキャンセル機能
この機能は、一部エラーとBUSY状態を解除することが出来る機能です。
エンコーダが正常に働いている状態で起こるエラーについて解除することが出来ます。
対象はリミットエラー、オーバーフローエラー、ティーチングコマンドエラーです。
また、外乱等で位置決めが完了せず、BUSY状態が続いてしまう時などにBUSY状態
を強制的にREADY状態へ移行させることが出来ます。
旧型コントローラではこれらのエラーは電源再投入がRESETをしないと解除出来ません
でした。電源再投入やRESETは座標値もクリアされる為、外部から前の座標を再現する
必要がありました。
新コントローラのビジー・エラーキャンセル(BEC)機能では座標値を保持したまま解除
出来るようになり、作業効率が向上出来ます。
●ティーチング機能
あらかじめ、コントローラに動作コマンドをプログラムすることが出来きます。決まった動作
を繰り返し行いたい場合などに便利な機能です。
旧型コントローラではオプションのジョイスティックコントローラに同様の機能としてマクロ
機能がありました。
新型コントローラではコントローラ内臓の機能として搭載されており、登録出来るチャンネル
の数や行数、登録出来るコマンド(ループコマンドなど)が増えました。
5つのチャンネルにそれぞれ200行までプログラムを登録することが出来ます。
ティーチング機能比較
項目 | 新型 | 旧型 |
コマンド登録方法 | コントローラ内部メモリーへ登録 | ジョイススティックコントローラ (オプション)へ登録 |
登録チャンネル数 | 5チャンネル | 2チャンネル |
各チャンネル登録行数 | 200行 | 32行 |
実行方法 | コントローラ・キー操作 | ジョイスティックコントローラ スイッチ(オプション) |
コマンド | ||
ジョイスティック(オプション)キー操作 | ||
I/O |
●ゼロコントロール機能
この機能はインポジション範囲内でもフィードバック制御を接続する機能です。
旧型コントローラではインポジョン範囲内にステージが移動したら、フィードバック制御
を停止させていた為、目標位置に対して幅を持って位置決めをしていました。
新コントローラではゼロコントロール機能をオンにすると目標位置でステージを位置決め
することができ、再現性が向上しました。
・旧型FC-101で0μm地点へ動作させた場合
旧型FC-101ではインポジョン範囲(黄色の範囲)内で位置決めが完了して、フィードバック
制御が止まり、ステージが停止します。
旧型FC-101の場合
・新型FC-111で0μm地点へ動作させてた場合
新型FC-111ではゼロコントロール機能がオンの場合にはインポジョン範囲(黄色の範囲)内
でも赤い範囲内へフィードバックが掛かります。オンの場合にはには旧FC-101と同様の
黄色または赤色の範囲内でフィードバック制御が止まり、ステージが停止します。
新型FC-111の場合